江戸川乱歩「D坂の殺人事件」

少し脇道にそれますが、ポーをたいへん敬愛していた日本人作家に江戸川乱歩がいます。

 

モルグ街の殺人事件が世界最初の探偵小説とすれば、江戸川乱歩のD坂の殺人事件もまた日本における探偵小説の記念碑的作品でしょう。

 

D坂の事件ではポーのモルグ街の殺人事件も少し紹介されています。

 

乱歩がポーを尊敬していたことがよく伝わってきますね。

 

主人公の語り手が共に「わたし」であり、相棒のデュパン、明智小五郎がそれぞれ事件の推理をする点も共通しています。

 

江戸川乱歩短篇集 (岩波文庫)

江戸川乱歩短篇集 (岩波文庫)

 

 

 

 

D坂の殺人事件 (角川文庫)

D坂の殺人事件 (角川文庫)

 

 

 

D坂の殺人事件 (江戸川乱歩文庫)

D坂の殺人事件 (江戸川乱歩文庫)

 

 

D坂の殺人事件

D坂の殺人事件

 

 

D坂の殺人事件は映像化もされています。

近年だと2016年にNHKで、満島ひかりが女性ながら明智小五郎を演じて話題になりましたね。

 

オーディオブックも順次紹介していきます。

 

文学は一つの作品から、派生していくのが楽しいですね。きりがないくらい広がります。